こんにちは!さえです。
先日、一眼レフの初心者向け講座としてF値について解説をしました。
今回は前回に引き続き、これまた露出を調整する上で重要なシャッタースピードについて説明します。
シャッタースピードを使いこなすと、明るさの調節だけでなく、美しい水の流れを表現したり、肉眼では見られない非現実な写真を撮ることができます。
ぜひ設定方法を覚えて、さらに写真をレベルアップさせましょう!
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シャッタースピードとは?
シャッタースピード(SS)とは、その名の通りシャッターを切る速さを指します。
カメラの明るさ(露出と言います)の設定は、F値とシャッタースピード、ISO感度の3つで調節をします。
シャッタースピードを速くすると、光を取り込む時間が短くなるので暗くなり、逆に遅くすると明るくなります。
シャッタースピードは1/4000、1/3200〜25”、30”などと表記します。「1/4000」はシャッタースピードが速く、「30”」は30秒かけて一枚の写真を撮影すると言う事でシャッタースピードが遅い、となります。
しかしシャッタースピードを遅くすると、動いている被写体を捉えることができなかったり、手ぶれの影響を受けたりしてしまいます。
そのため遅いシャッタースピードで撮影したい時は、三脚を使用して固定することが必須となります。
カメラの設定
前回F値の解説をした際は、F値優先の設定、Avモード使用して撮影をしてみました。
F値 | シャッタースピード | |
P(プログラムAE) | 自動 | 自動 |
Tv(シャッター優先AE) | 自動 | 設定必要 |
Av(絞り優先AE) | 設定必要 | 自動 |
M(マニュアル露出) | 設定必要 | 設定必要 |
今回はシャッタースピードを比較したいため、Tvモードを使って撮影をしてみましょう。
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実際に撮ってみよう!
それでは実際にTvモードでシャッタースピードを変えて撮影してみましょう。
Tvモードでは前述の通り、シャッタースピードを設定することでF値の調整はカメラが自動で行い、露出に合わせてくれます。
分かりやすいように滝を撮影しに行った時の例を示します!
0.3sで撮影した場合↓
1.0sで撮影した場合↓
4.0sで撮影した場合↓
違いが分かりましたでしょうか。
比較してみるとこんな感じ。
シャッタースピードが遅くなればなるほど、水の流れが線のようにつながっているのが分かります。
このように、シャッタースピードは明るさの調整だけでなく、写真の表情をガラッと変えてくれる重要な設定となります。
人などの動いている被写体を撮る時はブレてしまうため、SSはあまり遅くできません。ポートレートは1/200ぐらいが限界かなーいう感覚です。
長秒撮影の作例
シャッタースピードを調整することで、肉眼では見られない非現実な写真が撮れるようになります。
ここからは長時間露光を利用した作例をご紹介します。
三脚を使って長時間露光で撮影をすると、暗い場所でも撮影が出来ます。花火などもこのように、光が線のように繋がった写真が撮影できます。
夜景の撮影も長時間露光の王道。シャッタースピードを遅くしているので、車のヘッドライトで光線が撮影できます。
星空の撮影も長時間露光で行います。運が良ければ流星が映ってくれたりもします。
撮影方法で解説した水の流れなども、シャッタースピードでだいぶ表情が変わります。
好みで色々なシャッタースピードを試してみてくださいね♪
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iPhoneでも長時間露光が出来る!?
ここまで一眼レフを使用した長時間露光について説明してきましたが、iPhoneでも簡単な長時間露光撮影が出来ます。
iPhoneのカメラを起動し、画面上の「Live」撮影をONにします。
その状態でいつもと同じように撮影をします。
分かりやすいように自宅のシャワーを撮影しています。笑
撮影した写真を開くと、左上に「Live」という表示があるのでタップをします。すると長時間露光の項目が出てくるので選択します。
長時間露光で撮影したシャワーの写真ができました。
普通に撮った写真と比較すると、水の流れが繋がっていることが分かります。
花火や車の光線なども繋がって撮影ができるので、試してみてくださいね♪
でも手ブレしてしまうと、こんな感じで失敗してしまうことも…
iPhoneのLive撮影も、一眼カメラ同様に手ブレの影響を受けます。出来れば三脚等で固定して撮影することをおすすめします。
まとめ
今回の内容をまとめます。
- シャッタースピードを遅くすると、光を取り込む時間が長くなるため露光が明るくなる。
- 動いている被写体を撮る時は速いシャッタースピードが求められる。
- 長時間露光を使うと水や雲の流れ、光線などを表現できる。
- iPhoneでも簡単な長時間露光が体験できる。
以上参考になると嬉しいです!
シャッタースピードを使いこなして、一眼レフならではの写真を撮影してみてくださいね♪
最後までお読みいただきありがとうございました!
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