こんにちは!さえです。
今年もとうとう梅雨入りして、ジメジメした日が続きます。
今回は雨が多いこの時期だからこそ見られる雲海について深掘りしていきたいと思います。
雲海が発生する条件と、過去にわたしが訪れたおすすめスポットを紹介していきます!
梅雨時期のお出かけの参考にしてください。
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雲海とは?
雲海とは、その字の通り、高度の高い位置から見下ろしたとき、雲が海のように広がっている気象現象のこと。
飛行機に乗って雲より高いところに行くと見れる、あの絶景だね!
雲の層を見下ろすためには、標高が高いところに行く必要がありますが、条件が揃えば地上からでも雲海を見ることができます。
わたしも風景写真を撮り始めてから、すっかり雲海の美しさに魅了されています。
雲海ができる原理
わたしたちが地上から見ることができる雲海の正体は、数種類ある雲のなかでも、「積雲」もしくは「層積雲」に分類される雲です。
雲は、空気中の水蒸気がたくさんの小さな水滴に変わることによって形成されます。
水蒸気が水に変化するのは、ずばり「温度が下がったとき」。
雨などによって地上に溜まった水蒸気が、放射冷却によって冷えることで雲ができる、ということになります。
低い位置に雲がとどまるには
一般的に、雲は発生するとどんどん上空に向かって発達していきます。
そのため、発生した雲が雲海になるためには、雲の上面の高さが決まる必要があります。
雲が上へ上へと成長するのを防ぐには、地上の冷えた空気よりも温かく、乾燥した空気の層が上空に存在していることが大切になります。
発生条件
地上からでは様々な条件が揃わないと見られない貴重な現象、雲海。
雲海ができる原理が分かったところで、その発生条件を、わたしが過去雲海に出会った経験を交えて紹介していきます。
朝晩の気温差が激しいこと
夜間にぐっと冷え込むことで放射冷却が起こり、逆転層状態になりやすくなります。
よって、朝晩の気温差が激しい、春や秋に雲海が発生しやすいとされています。
また太陽が昇って地上が温まりだすと雲が上空にあがっていくので、雲海を狙うのなら夜~朝方になります。
湿度が十分であること
温度差があっても、地上付近にたくさんの水蒸気がないと雲が発生しません。
ですので、前日に「雨が降った翌日の朝」が狙い目になります。
風が弱いこと
雲が発生しても風が強いと一か所に溜まらず、流れて行ってしまいます。
天気予報で風速もチェックすることが大切です。
霧が溜まりやすい地形であること
周りの山から下りてきた冷気がたまりやすいので、「盆地」や「谷筋」で雲海が発生しやすいです。
過去に雲海が発生している場所はまた雲海ができる可能性が高いので、まずは有名な雲海スポットを調べてみることをおすすめします。
特に気温と湿度に注意して、雲海を狙う日を決めています。濃霧の予報が出ている日は絶好の雲海チャンス!
※視界が悪いことが多いのでお出かけの際は運転にご注意ください。
おすすめツール
雲海が期待できる日の気象予報は、SCWというWebサイトを見て、何時にどこに行くかを決めています。
というか登山、風景写真、キャンプ、デート、何の日も天気はこれで見ています。おすすめです。
通常の天気予報のように、降水確率や気温は分からないですが、何時に・どこに雲があるか、雨が降っているかが予測できます。
雲がない状態が黒、グレーが雲り、雨は水色で表されています。
アプリの取得も登録も必要ないので是非使ってみてください!
有料のプランもあるけど、無料で問題なく使えます!
お手軽雲海スポット3選
ここからは私が大好きな雲海スポットを紹介していきます。
登山をやる方で、標高の高いところに泊まって朝を迎えられる方は雲海に出会える可能性が高いですが、ハードルが高いのも事実。
今回は車でアクセスできるor少し歩くだけで絶景が見られる、おすすめお手軽雲海スポットを3ヶ所厳選して紹介します。
渋峠(群馬県)
まずは群馬県から、渋峠をご紹介。
渋峠は群馬県吾妻郡中之条町と長野県下高井郡山ノ内町の間にある峠です。
国道292号線沿いに位置し、標高は2172m。「日本国道最高地点」とされています。
国道沿いなので車でアクセスできるのが最大の魅力。
最高地点の駐車場は狭い&人気すぎて駐車できないことが多いので、長野県との県境に立っている「渋峠ホテル」に停めるといいでしょう。
標高がそこら辺の山より高いため、例年4月下旬ごろまで冬季閉鎖が行われます。以前5月上旬に訪れた時は、道路には雪はないものの、残雪のある景色が広がっていました。
場合によってはスタッドレスタイヤが必要になるので、天気と気温をチェックしてから出かけるようにしましょう。
梅雨時期の晴れ間を狙って新緑と撮るのもよし、秋には紅葉の絶景が広がるスポットとしても有名。
わたし自身何度も通っている大好きな場所なので、めちゃくちゃおすすめです!
高ボッチ高原(長野県)
お次は長野県から、高ボッチ高原。
高ボッチ高原は、塩尻市の東部に位置した、なだらかな傾斜に広がる高原です。
360度の眺望が開けた山頂からは富士山だけでなく、北アルプス&南アルプスも見渡せる絶景スポットです。
以前富士山が見えるスポットとしても紹介しました。
こちらの記事内で紹介している甘利山(山梨県)も雲海が発生しやすいスポットです。ぜひチェックを!
高ボッチ高原の魅力は、朝方の雲海だけでなく、夜景もとても素敵なところ。
雲海に出会えるかは正直運もあるので、もし雲海が発生しなくても夜景が楽しめる点はおすすめしやすいです。
こちらも大型の駐車スペースがある&トイレ完備なので安心。
車を停めて数分歩くだけで絶景なんて、贅沢の極みですね。
高見石(長野県)
最後は八ヶ岳登山の拠点にもなる、高見石をご紹介。
高見石は、八ヶ岳、白駒池からほど近い場所にある小ピークで、北八ヶ岳随一の展望台として親しまれています。
展望台と言っても、岩の上によじ登る感じなので、怪我には十分に注意してください。
展望台からは八ヶ岳をはじめ、北アルプスや、すぐ下にはスタート地点の白駒池を眺めることができます。
標高は2261m。一番近い登山口、白駒池入口駐車場からは1時間ほどのトレッキングで到着。
登山口で既に標高は2091mなので、170mほどを登ることになります。
駐車場の料金は普通車500円。夜間は受付の方がいなかったので帰りに料金を払いました。
朝方の雲海を見るためにナイトトレッキングをする必要がありますが、不安な方は高見石近くの高見石小屋やキャンプ場に宿泊するのも手かなと思います。
トレッキングコースも「苔の森」と呼ばれる神秘的な原生林を通ったり、帰りは少し遠回りして白駒池沿いを歩いたりできるので、雲海だけでなく満足度が高いスポットです。
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あとがき
いかがでしょうか。
今回は雲海の発生原理と条件、風景写真好きなわたしが過去に出会った絶景雲海スポットを紹介しました。
雲海は、様々な条件がそろわないと見れない貴重な現象ですが、出会うことができたら忘れられない感動を与えてくれる絶景です。
ぜひ、天気や気象情報をチェックして、絶景ハントに行ってみてください♪
暗い道を歩くときは、明るいヘッドライトが必須装備!
とにかく明るくて安心はヘッドライトは「PETZL」がおすすめです。
以上参考になると嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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