こんにちは、さえです。
唐突ですが女性のみなさん、子宮頸がんの検査は定期的に受けていますか？
1996年生まれの私ですが、10代の時に子宮頸がんワクチンを打っていないこともあり、毎年の健康診断の際にオプションで子宮頸がん検診を受けていました。
2025年1月、今回も一応、約１年ぶりに子宮頸がん検診を受けたところ、なんと初めて「要精密検査」という結果に。
初めて引っかかってしまったのですごく困惑しました…
今回は、子宮頸がん検診の「精密検査」を最新の検査方法、「インナービュー」で受けてきたので、振り返ってみたいと思います。
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子宮頸がんとは
子宮頸がんとは、20代～30代女性で増加している病気で、その名の通り子宮の頸部（入口）にできるがんです。
子宮頸がんは主に性交渉によって感染する、高リスク型のヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが原因です。性交渉を経験済みの女性の約8割がHPVに感染しますが、感染した方のうち、約9割の方は、自己免疫によってウイルスを体内から排除することができます。
しかしながら、1割の自己免疫で排除できなかった場合、ウイルスが長期感染し、子宮頸部の細胞が数年かけてがん細胞へと変化していき、これが子宮頸がんとなります。
かなり進行するまで自覚症状がほとんどなく、子宮の摘出が必要になる場合があり、最悪の場合は命に関わる病気のため、早期発見・早期治療が重要です。
子宮頸がん検診の「要精密検査」ってどんな状態？
子宮頸がん検診では、一般的に「細胞診検査」が行われ、子宮頸部から採取された細胞の状態を NILM（異常なし）、ASC-US、ASC-H、LSIL、HSIL、SCC、AGC、AISの８段階で判定します。
ASC-US、ASC-Hは細胞診検査だけでは判断できない場合に用いる結果で、精密検査を行う必要があります。「要精密検査」の結果が出た場合、１ヵ月以内の検査が推奨されます。
私は今回、ASC-Hの判定でした。今まで一度も引っかかっていないのにいきなりASC-Hになるなんて…と、とても不安でした。
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子宮頸がん検診の精密検査ってどんな検査？
子宮頸がん検診の細胞診検査で「要精密検査」になってしまった場合、婦人科でHPVに感染しているかの検査や、コルポスコープと呼ばれる拡大鏡を用いたコルポスコピー検査などが行われます。
コルポスコープでの観察時には病変部分の診断のために、組織診とよばれる検査を行うことが一般的です。組織診では、3％酢酸溶液を子宮腟部に塗布して、異常部分を組織が白く変色させ、病変がありそうな部分から１㎜四方ぐらいの組織を取り、どの段階か確定診断します。
検査結果が出るまで約2週間ほどかかります。
組織を採取する際に少し引っ張られるような感覚と、出血することがあります。
従来の「コルポスコピー検査」では、内診台にあがり、25～45㎜のクスコと呼ばれる器具を入れて広げ、体外から拡大鏡で観察する必要があります。また以前の健康診断での子宮頸がん検査で、お腹をいきなりぐっと押されてびっくりしたことがあり、恥ずかしいし痛いし、婦人科の検診に苦手意識がありました。
新しい子宮頸がん検診「インナービュー」を受けてみた！
子宮頸がん検診で「要精密検査」が出てしまったため、検査ができる婦人科を探していたところ、JR新横浜駅近くに2024年5月にできたばかりの、インナービュー内視鏡 レディースクリニック新横浜 を発見しました。
ここでは、子宮頸がんの精密検査として、「インナービュー（子宮頸部内視鏡）検査」ができるとのことで、行ってみることにしました。
インナービュー検査とは？
インナービュー検査は、「子宮頸部内視鏡検査」とも呼ばれる検査です。
香川大学の消化器内科が中心となり、痛みと恥ずかしさを抑えた子宮頸がん検診としての健康保険の適応にむけて研究が行われています。
インナービュー検査では、消化管観察用の高性能内視鏡を子宮頸がんの診断に用いることで、子宮頸部への数mmまで近接でき、非常に鮮明に観察することができます。顕微鏡のような拡大機能や、異常のある血管を強調する画像強調機能があるため、より感度の高い診断ができます。
インナービュー検査のメリット
インナービュー検査はまだ、健康保険が適応されない自費診療になりますが、以下のようなメリットがあります。
- 膣内に入る器具は10mm程度の内視鏡のみで負担が少ない
- 内診台での開脚の必要がない
- カメラの画像をモニターに写しながら説明を受けられる
- 生理中でも検査が受けられる
- 「細胞診」と「コルポスコピー検査」同等の検査が一度にできる
子宮頸部内視鏡では左を向いた横向きで検査を受けることができるため、足を開く必要がなく恥ずかしさや違和感を低減させることができます。
また実際受けてみて、通常の内診台での検査はカーテンがされて何をしているかが分かりにくいですが、インナービュー検査では内視鏡の画像を一緒に見ながら説明して頂けたので、とても安心感がありました。
血とか内臓とかが苦手なので見れるかな…と思いましたが、意外とガン見できました（笑）
もちろん見たくなければ、モニターは見なくてOKです。
インナービュー検査の流れ
インナービュー内視鏡 レディースクリニック新横浜 では、初診で検査内容を先生と確認し、同意書を提出してから検査日時を相談しました。
私はすぐにでも結果を見たかったのでその日の午後に検査を入れてもらいました！
インナービュー検査の流れは以下の通りです。
- 更衣室で下着を検査用のパンツに着替える
- 内視鏡検査用ベットに横向きになり、検査スタート
- 直径約10ミリのスコープを挿入し、子宮頸部を空気や水を使って観察しやすくする
- 通常光や特殊光を用いて、異常個所を探す（画像説明有）
- 酢酸を散布し、白く変化した異常個所の組織を部分採取する（組織診）
- 更衣室で着替えて終了！
検査自体の時間は５分ほどで、着替えを含めても15～20分ほどでした。組織診を実施した場合、検査結果が出るまで２週間ほどかかるので、検査から２週間後にまた再診予約を入れるよう説明がありました。
検査当日は、酢酸の影響で少し酸っぱいニオイがするのと、少量の出血がある場合があるので性行為、入浴、飲酒、温泉やプールなどの公衆浴場が禁止になります。
２週間後の再診では、検査当日に内視鏡で撮った写真を資料に、丁寧な説明がありました。
（個人情報保護やプライバシーの観点から、電話での検査結果説明は行っていないとのこと）
私の結果はCIN1で、「軽度の異形成」が認められる状態とのことで、「６か月毎の定期健診で経過観察」という結果でした。60％は自己免疫で排除できるようなので、生活習慣に気を付けてやっつけたいと思います！
インナービュー検査の痛みは？
今回初めてインナービュー検査を受けましたが、感想としては「全然痛くなかった」です。
検査は院長先生の男性医師でしたが、横向きに寝ているだけだったので恥ずかしさもなく、看護師さんも先生も声掛けがとても優しかったです。
組織診の際に多少引っ張られる感覚はありましたが、私の場合は出血もすぐ止まりました。
何より、初めての子宮頸がん検診「要精密検査」で不安になっていた私にとって、検査結果が２週間後というのはとても長いなあと感じていたのですが、インナービュー検査で実際の炎症箇所を見させていただいて、「この感じだと重度ではないから大丈夫」「すごく綺麗です」と言っていただけて、すごく安心しました。
今回は定期健診で細胞診に引っかかってからの通院でしたが、最初からインナービュー検査でもいいかもと思いました。
今は自費診療ですが、保険適用になってもっと手軽にたくさんの女性が受けれるように広まっていくといいな。
インナービュー検査の費用は？
今回の検査の費用合計はこちら。
- 子宮頸部内視鏡検査 4,400円（自費検査）
- 組織診検査 2,200円（自費検査）
- 結果説明 390円（保険適用）
他の子宮頸部内視鏡検査を自費診療で実施している病院をみると、１万円以上かかる検査ですが、インナービュー内視鏡 レディースクリニック新横浜 では開院記念キャンペーン価格としてお得に検査を受けることができました。
インナービュー検査はどこで受けられる？
今回お世話になったインナービュー内視鏡 レディースクリニック新横浜は、JR新横浜駅から徒歩３分。
そのほか、香川大学医学部付属病院や神戸大学医学部附属病院国際がん医療・研究センター（ICCRC） で検査を受けられますが、関東ではインナービュー内視鏡 レディースクリニック新横浜のみとのこと（2025年2月現在）
興味がある方はぜひお問い合わせしてみてください。病院もとてもきれいだし先生もとても丁寧な方でした。
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まとめ 定期的に子宮頸がん健診を受けよう！
今回は子宮頸がん検診で「要精密検査」になってしまったときの検査についてまとめてみました。
子宮頸がんに限らずですが、自覚症状がない病気が知らず知らずのうちに進行してしまい気付いた時には手遅れ…が一番怖いので、定期的に検診を受けていてよかったと心底思いました。
インナービュー検査を初めて受けてみて、想像以上に負担がない検査だったので、６か月後の検診もお願いしたいと思っています。
また子宮頸がん検診は自治体によっては、無料で受けれる場合もありますので、一度お住いの地域の取り組みについて調べてみてください。
健康第一！
最後までお読みいただきありがとうございました。
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